2015.11.23更新

半蔵門・麹町エリアで弁護士をしております、野澤吉太郎です。

引き続き、法律相談について考えるところを書きたいと思います。

 

前回のブログで、核心的な骨組みの説明と、法律解釈の綿密な説明との、

2つが重要だという趣旨のことを書きましたが、

基本法(民法、刑法、会社法など)に関連する相談と、その他の法律に関連する相談とでは、

自ずと、比重の置き方が異なります。

 

基本法に関しては、綿密な説明に比重が置かれます。

速やかに、正確な知識を伝えることが重要です。

後で調べる場合でも、すぐにフォローしなければなりません。

論点が何かがそもそも分からない、ということはほとんどなく、

実務、判例、学説の詳細な調査、報告が重要になります。

 

これに対し、その他の法律については、多少時間がかかっても良いので、

核心的な骨組みを見つけ出すことのほうが重要となります。

条文や文献にははっきり書いていないことが打開策になることがあります。

例えば、行政的な色彩の強い法律については、行政官も知らないような盲点を探し出すことが必要です。

少し時間がかかることがあるかもしれませんが、すぐに各論に飛びつくよりも、

盲点を探し出すことのほうが重要であるように思います。

 

言い方は悪いですが、よく、何々専門、という人(弁護士に限りませんが)を見ることがありますが、

ホントかしら、と思うことがしばしばです。

100の各論を知っていても、1の核心が分かっていないならば、論争に負けることがあります。

考えようによっては、非常に恐ろしい世界です。

法律相談の難しさを日々、痛感しています。

2015.11.22更新

半蔵門・麹町エリアで弁護士をしております、野澤吉太郎です。

引き続き、法律相談について考えるところを書きたいと思います。

 

弁護士の業界でも、ご多分に漏れず、何々に強い、ということをアピールすることがトレンドです。

しかし、言い方は悪いですが、一度の法律相談の場で、

案件の解決に必要な情報を全て開陳できる弁護士をほとんど見たことがありません。

後で調べて追加で報告しなければならないことが多いです。

 

細かいことを伝えるよりも、キモになる骨組みを速やかに理解していただくことが重要です。

法曹(弁護士、裁判官、検察官)であれ、経営者であれ、政治家であれ、何であれ、

ある程度功なり名を遂げられた方は、圧倒的な洞察力をもち、

このあたりの能力が非常に高いことが多いです。

 

仮に細部の知識を知らなくても、中核的な事情について物凄く厳しく考察しているので、

おっしゃることに何とも言えない説得力がでてきて、知らず知らず納得してしまいます。

当然、お客さんを含め、周りに人がついてきます。

偉かった方だから、何かコネがありそうだから依頼する、という単純な話とは限りません。

 

むろん、雑ぱくな議論だけではダメで、

分からないことは徹底的に調べ、速やかに回答することが重要です。

 

この2つを兼ね備えてこそ、正しい法律相談になります。

2015.11.21更新

半蔵門・麹町エリアで弁護士をしております、野澤吉太郎です。

今回は、法律相談について考えるところを書きたいと思います。

 

最近は、インターネット掲示板でも法律相談のやりとりが行われています。

無料でやりとりできます。

契約書などの書面のひな形もネット上に流布しています。

 

便利なので、私も見ることがあります。

そのまま鵜呑みにすることは絶対にありませんが、調査すべき点のとっかかりは見つかります。

人工知能などの技術が発達すれば、士業の仕事は人工知能に取ってかわられる、などの予測もあります。

 有料で法律相談を受ける弁護士をはじめ、各種専門家にとっては脅威でしかありませんが、

そのような技術革新をなかったことにするということは今更無理な話です。

 

お金を支払ってでも弁護士に依頼して良かった、と思っていただくためには、

単なる知識の開陳だけをしているようでは明らかにダメで、

ご相談者に感銘を与えたり、背中を押せるような一言を沿えることが、とても重要となります。

 

しかも簡潔であれば簡潔であるほど良いように思います。

会社業務で言えば、プレゼンテーションの世界です。

法律の知識や実務の説明は事細かに行う必要がありますが、

プレゼンテーションにわたる部分については、だらだら喋っても、相手にされません。

会社の企画書と同じことです。

 

このご相談者が一番気にしていることは何か?を常に考えて、

核心となる部分については、コンパクトに回答できなければ何も進みません。

このあたりは、顔の見えないインターネットによるやりとりでは難しいですし、

ある程度経験を積んだ専門家でないとできないことです。

ここに差別化の源泉があるように思います。

 

ご相談者がどういう方であっても、そのようなポリシーを忘れずに法律相談に臨みたいと考えています。

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